別れというのは、突然なのかもしれない
普通の休み(今日)に加えて、2日間お休みを頂きました。
祖母が天国に行ってしまいました。
妹や両親は11日にお見舞いに行ったらしいですが、私は13日も休みだったので13日に行けばいいやと11日は自分の予定を優先させて、1人で買い物に行きました。
12日は仕事をして、「お~今日は早く終わりそうだわ!」と思っていたら急に職場の電話が鳴って、「誰だよ。もう営業終わってるのにかけてるやつは!留守電にして~!!ってあれ?うちからだ・・・ちょっと待って・・・」
祖母は12日の夜に息を引き取りました。
(えっ、、明日お見舞いに行こうと思っていたのに・・・ご、ごめんね・・・)という気持ちでいっぱいになりました。
でもそれを後悔しても仕方ない、今更そんなことを思っても仕方ないと
帰りのバスの中でその気持ちを打ち消しました。
家に帰ったら、両親が待っていて、みんな放心状態という感じでした。
私は全く実感がわきませんでした。
半年前までぴんぴんしていたのに・・・
はやすぎないか???
翌々日
お通夜に行きました。
式場ではおばあちゃんが好きだった、シャンソンが流れていました。
おばあちゃんがシャンソンを習っていたことは知っていました。
でも私は趣味で音楽をやっているのにも関わらず、シャンソンがどんなものか知りませんでした。なんだろうな?と思ってはいたのですが、調べる程興味を持てませんでした。
曲名も誰が歌っているのかもわかりませんでしたが、女性が歌っていてオーケストラが伴奏をしていました。
”オーケストラ、私もやってるよ分かるよ”と話しかけたくなりました。
棺の中で眠っているおばあちゃんはステージ衣装を着ていていつものブルーのアイシャドーが素敵なメイクをばっちりして綺麗になっていて、
いつもの”おみせのおばあちゃん”でした。
祭壇が紫のお花と白いお花でいっぱいで凄く素敵でした。
「おばあちゃんって紫好きなの?」と聞いたら、「そうだよ。」と親戚のおばさんが教えてくれました。そっか・・・そうなんだ・・・全く知らなかった・・・
そして、献杯をして食事をして帰りました。
おばあちゃんの妹さんに初めてお会いして、戦時中の話や親の話を聞けて貴重な時間でした。
翌日は、おばあちゃんとの最後の別れ、、
私は「ありがとう。またね。」と話しかけました。
沢山のお花に囲まれたおばあちゃん素敵だった。大好きだったおはぎ、写経、そしておばあちゃんの大切な親族との写真といっしょに旅立ちました。
人との別れというのは、こんなにも突然に訪れて、悲しむ暇もないのかと
思いました。
今、私が家族と普通の日々を過ごしているというのは、当たり前ではなくて
明日、誰かがいなくなるかもしれない、
「行ってきます」と玄関を出ていくのを最後に私が事故にあうかもしれない・・・
もし私が明日死んでしまったら、後悔はないのだろうか?
「いい人生だった!」と思えるのだろうか?
死を悼んでくれる人はいるのか?お葬式をやってくれる人はいるのだろうか?
この年になって本当に今更なんだけど近しい人が天国に行って、初めてこんなことを考えました。
今、出来ることというのは1日1日を大切にそして、やりたいことを悔いなくやりたい。
仕事が忙しい時でも家族との時間を大切にしたい。
今置かれている環境に感謝して自分のことばかりではなく、父、母、妹2人のことを思いやっていきたい。
いつまでも末永く家族5人が幸せでいられるように・・・
この3日間、私は家族と一言二言しか会話していません💦
もう少し私は心を開かねば・・・
そして、おばあちゃんに怒られないように部屋を片付けなきゃ・・・(笑)